2018年10月1日、
亀田産業は設立50周年を迎えました。

お客様への感謝の気持ちを忘れず、
これからも着実に歩み続けます。

PICK UP

SPECIAL INTERVIEW_03:
亀田寛(亀田産業)× 太田伸志(Steve* inc.)

自由自在な発想のSteve* inc.と、
新しい時代のモノづくりを語る。

50TH
PROJECTS

50周年記念プロジェクトの紹介

これまでの50年の想いを再確認し、
これからの50年に力強く踏み出すための、
さまざまな取り組みを紹介します。

HISTORY
ARCHIVES

亀田産業株式会社の歴史

2018年に50周年を迎えた亀田産業。
設立から現在までを振り返り、
そのルーツを探ります。

SPECIAL
INTERVIEW

専務取締役 亀田寛インタビュー

亀田産業株式会社 専務取締役
亀田寛が考える、50年後を目指す企業が、
歩むべき方向とは。

RECRUIT

新規採用応募受付中

亀田産業株式会社では新事業を含め、
一緒に歩んでいただけるスタッフを募集中。
詳細はこちらをご覧ください。

50TH
PROJECTS

50周年記念の10のプロジェクト

2018年10月1日、50周年を迎えた亀田産業。
半世紀を超えて積み重ねてきた知見を飛躍させるため、
いくつかのプロジェクトを発足しました。

これまでの50年の歩みを再確認し、
これからの50年に力強く踏み出すための、
さまざまな取り組みを紹介します。

01/10

THE MOVIE
“WALK INTO THE
FUTURE”

亀田産業の理念を伝えるコピーと
映像を制作しました。
社員一人ひとりが大切にしている
想いや会社としての理念を、
オリジナルのサウンドとともに伝えています。
地元、宇都宮の美しい風景とともにご覧ください。

今日も、やるべきことをやった。
一歩ずつ。目の前のことを。
一歩ずつ。自分にできることを。

一気に世の中を変える方法ではないのかも知れない。
こんな時代に、遠回りではないかとも言われる。
けれど、私たちはその方法で50年歩んできた。
少しずつではあるが、丁寧に未来を作り続けてきた。
信頼を築くとは、そういうことなのだと思う。

そしてその歩みは、すでに次の50年を見据えている。
確実に、未来へとたどり着くために。
着実に、誰かの夢につながると信じて。

だから、

明日も、やるべきことをやる。
一歩ずつ。目の前のことを。
一歩ずつ。自分にできることを。

02/10

CORPORATE
LOGO RENEWAL

コーポレートロゴのリニューアルを行いました。
元々ハニカムコアの六角形を象ったロゴを使用していましたが、
紙だけではなく今後Webを含めたデジタル媒体での
使用を考えた設計とバランスの調整を行いました。
名刺を含めた紙媒体のツールなども同時に新しくしています。

航空機の精密部品の開発や
家具の丁寧なメンテナンス、
計画的なワインの仕入れと管理など、
細かい部分への気配りが
徹底されている亀田産業。

その精密さを象徴するために、
徹底的に等間隔を保つための最適なバランスに調整。
厳格なドイツの工業用に作られた「DIN」を、
ロゴを中心としたフォントに使用。

配色もCMYKだけではなく、
モニターなどで表示されるRGBの際にも、
視認性が保てるような配色を心がけました。

03/10

CORPORATE SITE
RENEWAL

コーポレートサイトのリニューアルを行いました。
現代社会において、
企業の顔となっているWebサイト。
企業としてどのような情報を、
どう載せるべきか議論しながら、
一つひとつのコンテンツ表現などを
改めて整理しました。

https://kamedasangyo.co.jp

亀田産業の事業であるエンジニアリング事業と、
家具やワインの提案を含めたライフスタイル事業、
その他、今後増えてくる
さまざまなアプローチが伝わるよう、
ビジュアルだけではなく、
コピーのわかりやすさへも配慮。

また、スマートフォンでの表示にも対応できるよう、
レスポンシブでの構築を行うなど、
世代の枠にとらわれない
ユーザビリティを意識しました。

04/10

KAMEDAYA EC
SITE OPEN

ライフスタイル事業のユーザーの購入接点として、
家具とワインを取り扱う、自社ECサイトをオープン。
商品を取り扱うだけではなく、
ライフスタイル提案を伝える、
読み応えのあるコンテンツの連載も行っています。

家具とワインという
「商品」を売るだけのサイトではなく、
ライフスタイル提案も含めた
総合的なブランドとして伝えたい。
そんな願いを込めて
「亀田屋」という屋号としました。

亀田産業のロゴを想起させる
六角形をモチーフとしながら、
50年の歴史を感じるような
老舗感も意識しています。
理想のライフスタイルを追求する
という印象を強めるために、
家の窓にも見えるようなロゴにしています。

https://kameda-ya.jp/

また、亀田屋コラムという形で連載を開始。
亀田屋として大切にしている想いや、
取り扱う商品に対しての考え方を
直接伝えるメディアとして、
経営者自らの言葉で正直な「気持ち」を伝える
ECサイトを目指しています。

05/10

JOIN THE
EXHIBITION

日本航空宇宙工業会(SJAC)と
東京ビックサイトが主催するイベント
「国際航空宇宙展2018東京」に、
数十年ぶりに参加しました。

SUBARU航空カンパニーの下請け企業として、
設立以来50年にわたり航空機関連部品の
製造・加工を行ってきました。

そこで、これからの総合力の時代を見越して、
家具・航空双方のリソースと技術力をアピール
することで、亀田産業のブランド力を強化。
同時に、世界を意識するという従業員目線アップ、
みんなでひとつのことを成し遂げる社内結束力・
チーム力強化を狙って実施するに至りました。

ツールのデザインを行う上での工夫点としては、
技術系の展示会の中でも手にとってもらえるよう、
亀田産業の真摯に取り組む姿勢を表現出来るように、
夕陽に染まる航空機と情緒的なコピーで構成。
日英版でビジュアルも変えています。

06/10

STORE AND WORKSPACE
RENOVATION

家具とワインを取り扱う総合的な
ライフスタイル提案のお店、
「亀田屋」としてのブランディング強化をすべく、
栃木県宇都宮市にある「亀田家具」をリノベーション。
地域に根ざした店舗づくりにも力を入れていきます。

家具、ワイン、オフィス用品という「商品」を売るだけの
お店ではなく、お客様の好みや悩みに寄り添いながら、
総合的なライフスタイルの提案や施工まで行っていく。
そんなコンセプトを実現するための店内にすべく、
内装も細部までこだわり、
実際に体験して購入できる商品や、
お客様とのコミュニケーションを生み出すエリアも確保。

また、地域密着型のお店作りをしたいという思いから、
栃木を代表する素材である「大谷石」を採用。
エントランスで、お客様を優しくお迎えします。
2020オリンピック、2022東口再開発など、外部からの
お客様が増える可能性を秘める宇都宮をもっと魅力ある
街にするため、亀田屋は率先して動き始めています。

07/10

MAGAZINE
APPEARED

栃木銀行をはじめ、美術館やカフェにも配布されている
フリーペーパー「PUSH.」に弊社専務取締役の
インタビューが2ページにわたり掲載されました。
亀田産業株式会社としての
取り組みについて語っています。

2017年に発行し、毎号1万部を発行している、
栃木県ゆかりのフリーペーパー「PUSH.」にて、
インタビューに答えています。

「デザインとは、目に見えるものを作ることだけではなく、
目に見えない心地よさや豊かさを作る作業でもあり、
いわゆるデザイナーだけがする仕事ではないのです」

デザイン分野について多くの著名人の掲載がある同紙で、
ハニカムコア加工の分野における高い加工技術と、
家具・オフィスファニチャー・内装工事を取り扱う
ライフスタイル部門についての想いを語っています。

08/10

CREATE
NEW TOOLS

家具・オフィスファニチャー・内装工事を取り扱う、
ライフスタイル部門「亀田屋」の広告宣伝ツールとして、
パンフレットとクリアファイルを制作しました。

パンフレットではインテリアコーディネートや、
オフィスづくりなど、亀田屋にできることの説明や、
亀田屋をパートナーに選んでいただきたい理由などを、
イラストや写真を使ってわかりやすく伝えています。

また、「もっと宇都宮を魅力的に」をテーマに、
豊かな土地、宇都宮をもっと魅力的にしたいという、
地元貢献への強い思いも掲載しています。

また、オリジナルで作ったクリアファイルは、
建築設計で必須の三角スケール機能も搭載。
図面の寸法も、このクリアファイルさえあれば、
感覚的にわかりやすいというアイデアを入れ込みました。

09/10

NEW CUSTOMIZE
FURNITURE

建築設計事務所STaDが設計した
高さ、幅、奥行きなどがカスタマイズできるオリジナルソファ、
CASE SOFAを亀田屋で販売開始しました。

建築設計事務所 STaDとコラボレーション。
空間に馴染みやすいだけでなくお客様の住環境や、
お部屋に合わせてカスタマイズできる
デザイナーズソファ「CASE SOFA」を先行販売。

シンプルなデザインに加え、住まい手・
使い手に合わせて各パーツのサイズや生地を、
自由に選べる柔軟性を兼ね備えています。
ハンドメイドによるMade in Japanにこだわり、
一生涯使用できる頑丈なフレームと、
丁寧な仕上がりの張地で構成された一級品です。

亀田屋では新しい時代のライフスタイルを牽引する
さまざまなブランドとのコラボレーションを、
家具業界のみならず、これからも積極的に進めていきます。

10/10

CREATE
SPACE DESIGN

栃木県経済同友会の会議室や応接室の
テーブルやチェアなどを含めたインテリア一式を、
コーディネートしました。

栃木県を代表する企業が軒並み名を連ねる経済団体、
栃木県経済同友会。宇都宮市内にある本部事務所の
会議室や応接室のリニューアルに伴い、テーブル、
チェアの選定から壁・床などの内装工事まで
インテリア一式をコーディネートしました。

県内外の主要なお客様をお迎えする拠点として、
地元の木材を活用した壁面パネルを実装するなど、
自然豊かな栃木県のPRになるような空間提案を
行いました。

大谷石を実装した亀田屋実店舗もそうですが、
栃木の誇る木材や石材を活かす空間設計や家具提案は、
宇都宮に店舗をかまえる亀田屋にしかできない強みとして、
これからも推進してまりいます。

HISTORY
ARCHIVES

沿革

亀田産業株式会社の創業からの歴史を、
期間ごとにまとめました。
これまでの歩みを、ぜひご覧ください。

PHASE
00

創業前: - 1968

1945頃 :
初代、東京(新宿)にて、自動車の内装修理業と材木の卸商を始め、家具メーカーへ卸す。

1956:
拠点を宇都宮に移し「亀田商会」創業。引き取った家具で家具店を開業。(現在の家具事業のはじまり)この頃から、富士重工業のパートナーとして自衛隊機の座席修理などを受注。(現在の縫製事業のはじまり)

PHASE
01

創業期: 1968 - 1981

1968:
富士重工業から小型飛行機やヘリの部品製作などを受注。

1969:
これを機に「亀田商会」から「亀田産業株式会社」へ。スバル部品やタイヤなどの自動車用品販売業を開業。平行して、住宅内装などの建設業許可を取得する。

1973:
現社長、入社。

1979:
富士重工業から新機種提案用モックアップ等、木工部品製作を受注。

1981:
初代他界。現社長が30代で代表になる。

PHASE
02

基盤強化期: 1981 - 2004

1981:
自動車用品事業から撤退。

1984:
会社のロゴマークを作成。富士重工業から民需機のマスターモデル製作を受注。(現在の治具事業のはじまり)

1991:
富士重工業よりBoeing767関連部品、ハニカムコア加工を受注のちに、Boeing777も受注。(現在のハニカムコア事業のはじまり)

1996:
Boeing737ハニカムコア加工を受注。

1999:
新たな顧客開拓を求めてカントリー家具取扱開始。

2003:
富士重工業Airbus A380生産開始に伴いハニカムコア加工を受注。

PHASE
03

拡張期: 2005 - 2016

2005:
JISQ9100取得

2006:
NADCAP取得

2007:
Boeing787ハニカムコア加工を受注。酒類販売免許取得。

2009:
エコアクション21取得。富士重工業からの受注拡大に伴い新卒採用を再開。

2010:
以降毎年新卒採用を継続。会社の若返りが図られる。

2015:
現専務、KDDI株式会社を退職し入社。

PHASE
04

新しい時代に向けて: 2017 -

2017:
富士重工業 株式会社SUBARUへ社名変更。より徹底した納期、品質管理のため生産管理システム導入。家具店内のリニューアル、販売活動強化。2018年の創業50周年に向けたプロジェクトとしてCI、コーポレートサイトのリニューアルを開始。その他、続々とプロジェクトを進行中。

SPECIAL
INTERVIEW

これからの亀田産業を紐解く、
3つのインタビュー

2018年10月1日、50周年を迎えた亀田産業。
半世紀を超えて積み重ねてきた知見を活かすため、
いくつかのプロジェクトを発足しました。

これまでの50年の想いを再確認し、
これからの50年に力強く踏み出すための、
さまざまな取り組みを紹介します。

INTERVIEW01
“VECTOR”

専務取締役 亀田寛インタビュー

亀田産業株式会社 専務取締役
亀田寛が考える、50年後を目指す企業が、
考えなければならないこととは。

INTERVIEW02
“PASSION”

千葉隆博(石巻工房)× 松浦寿悟(Steve* inc.)× 亀田寛(亀田産業)

常識にとらわれない家具づくりの石巻工房と、
自由自在な発想のSteve* inc.が、
新しい時代のモノづくりを語る。

INTERVIEW03
“NATURALLY”

太田伸志(Steve* inc.)x 亀田寛(亀田産業)

既存の領域を超えて活動する2人の社長が考える、
新しい次代の企業の生き方とは。
50周年事業を締めくくるインタビューをご覧ください。

INTERVIEW01
“VECTOR”

専務取締役 亀田寛インタビュー

亀田産業株式会社 専務取締役 亀田寛が、
50年後を目指す企業としての心構えを語る、
スペシャルインタビューをご覧ください。

“50年後を目指す企業が、
歩むべき方向とは。”

亀田産業株式会社
専務取締役
亀田寛 (かめだひろし)

1976年栃木県宇都宮市生まれ。
横浜国立大学卒業後、KDDI株式会社にて、
ブランディング・マーケティング・アドバタイジングに携わる。
2015年から、家業である亀田産業株式会社に参画。
創業50年を超える歴史と実績を誇る亀田産業の、
伝統の継承とさらなる成長のため、明るく楽しく健康的な会社作りを目指す。

OTHER
INTERVIEWS

INTERVIEW02
“PASSION”

千葉隆博(石巻工房)× 松浦寿悟(Steve* inc.)× 亀田寛(亀田産業)

常識にとらわれない家具づくりの石巻工房と、
自由自在な発想のSteve* inc.が、
新しい時代のモノづくりを語る。

INTERVIEW03
“NATURALLY”

太田伸志(Steve* inc.)x 亀田寛(亀田産業)

既存の領域を超えて活動する2人の社長が考える、
新しい次代の企業の生き方とは。
50周年事業を締めくくるインタビューをご覧ください。

INTERVIEW02
“PASSION”

千葉隆博(石巻工房)
×
松浦寿悟(Steve* inc.)
×
亀田寛(亀田産業)

常識にとらわれない家具づくりの石巻工房と、
自由自在な発想のSteve* inc.が、亀田産業とともに、
新しい時代のモノづくりを考える
スペシャルインタビューをご覧ください。

“新しい時代をつくるために、
必要なのは、情熱だけ。”

亀田産業株式会社
専務取締役
亀田寛 (かめだひろし)

1976年栃木県宇都宮市生まれ。
横浜国立大学卒業後、KDDI株式会社にて
ブランディング・マーケティング・アドバタイジングに携わる。
2015年から、家業である亀田産業株式会社に参画。
創業50年を超える歴史と実績を誇る亀田産業の、
伝統の継承とさらなる成長のため、明るく楽しく健康的な会社作りを目指す。

石巻工房
工房長
千葉隆博 (ちばたかひろ)

1972年宮城県石巻生まれ。
地元の高校を卒業後、一時はログビルダーを目指し建築の道に進むが、
家業である鮨店(助六鮨)で震災の日までの約20年間、鮨職人として働く。
震災後、石巻工房に関わるようになり工房長として現在に至る。
石巻工房は2014年3月に法人化。鮨店は父親が再建。
繁忙期にはバイトとして板場に立つこともある。
趣味はモノ作り。

株式会社スティーブアスタリスク
取締役CCO
松浦寿悟 (まつうらとしのり)

1973年福島県福島市生まれ。
NIKE JAPANののデジタルクリエイティブをROOT Communications
クリエイティブディレクター / アートディレクターとして牽引。
デジタルとリアルの境目のないデザイン戦略の経験において
多くの実績を誇る。
東京インタラクティブアワードなど国内外の受賞経験多数。
2018年よりSteve* Inc.に取締役CCOとして参画。

OTHER
INTERVIEWS

INTERVIEW01
“VECTOR”

専務取締役 亀田寛インタビュー

亀田産業株式会社 専務取締役
亀田寛が考える、50年後を目指す企業が、
考えなければならないこととは。

INTERVIEW03
“NATURALLY”

太田伸志(Steve* inc.)x 亀田寛(亀田産業)

既存の領域を超えて活動する2人の社長が考える、
新しい次代の企業の生き方とは。
50周年事業を締めくくるインタビューをご覧ください。

INTERVIEW03
“NATURALLY”

亀田寛(亀田産業)× 太田伸志(Steve* inc.)

既存の領域を超えて活動する2人の社長が考える、
新しい次代の企業の生き方とは。
50周年事業を締めくくるインタビューをご覧ください。

亀田産業株式会社
代表取締役社長
亀田寛 (かめだひろし)

1976年栃木県宇都宮市生まれ。
横浜国立大学卒業後、KDDI株式会社にて
ブランディング・マーケティング・アドバタイジングに携わる。
2015年から、家業である亀田産業株式会社に参画。
創業50年を超える歴史と実績を誇る亀田産業の、
伝統の継承とさらなる成長のため、明るく楽しく
健康的な会社作りを目指す。

株式会社スティーブアスタリスク
代表取締役社長
太田伸志(おおたしんじ)

1977年宮城県丸森町生まれ。
東北学院大学経済学部経済学科卒。
10年以上にわたりクリエイティブディレクターとして、
大手企業のブランディング企画を多数手がける他、
武蔵野美術大学、専修大学、東北学院大学の講師も歴任するなど、
大学や研究機関との連携、街づくりにおける企画にも力を入れている。
唎酒師としても活動中。雑誌『Pen』の公式サイトである、
Pen ONLINEで「日本酒男子のルール」を連載。

50周年プロジェクトは「はじまり」

太田:
まずは、新社長就任おめでとうございます。

亀田:
ありがとうございます。

太田:
いよいよ51年目が始まりますね。企業ロゴや企業タグラインの改定から、映像やWebサイトはもちろん、家具部門の実店舗のリブランディングまで。ほぼ、すべてのクリエイティブに関わらせていただき、ありがとうございました。50周年プロジェクトの総括としてはいかがでしょうか。

亀田:
さまざまなジャンルの創作、おつかれさまでした。50周年というタイミングは振り返りの節目としてちょうど良いタイミングでした。次の一歩を踏み出す前に、50年間どんな歴史をたどって亀田産業が今に至ったのかを知ることから始められたことは、本当に意義があったと思っています。クオリティや世間からの反応には非常に満足していますが、本番は「これから」です。いろいろと仕掛けていくつもりですので、今後ともよろしくお願いしますね。

太田:
もちろんです!100周年を見据えていきましょう。今回の一連の取り組みを経て、社内での変化は何かありましたか?

亀田:
ムービーをはじめ、社内での取り組みを次々と行っていくためには、従業員の協力が不可欠。結果として多くの社内コミュニケーションが生まれました。昨年の10月には社員全員作業着ではなく、ネクタイをして周年記念パーティも行い、50周年プロジェクトの意義やこれからの目的もしっかりと聞いてもらうことができたと思います。社内が一枚岩となっていく上で大きな一歩だったのではないかと思っています。

太田:
50年という歴史って、改めてすごいことですよね。

亀田:
古くからの企業は栃木県にも多いと思いますが、会社の周年記念の節目に振り返りをしている企業はそれほど多くない印象。「振り返る」ということを特別な価値として認識していないのではないでしょうか。

太田:
今回「一歩ずつ」という、企業タグラインとなるコピーを書かせていただきましたが、これは私の頭の中で生まれたコピーというよりは、現会長や亀田さんと一緒に企業の歴史を振り返ったからこそ書けたコピーだと思っています。一緒に歴史を辿ることで、現会長や亀田さんがこういうことを考えているという「熱量のある想い」を可視化したものがあのコピーでした。

亀田:
そう言ってもらえると嬉しいです。今まで何もないところから、視覚的に伝えるものが次々と生まれていく。亀田産業や亀田屋のロゴやコピーの整備など、お客様から見えるものがあるということは非常に大きいステップになったと思います。亀田屋のロゴも素晴らしい。

太田:
あれは「亀」を強く押し出したいという想いを聞いたからなのですが「亀」といえば、僕らの世代のヒーローのあの方が関係していますか?(笑)

亀田:
もちろんあの道着をリスペクトしています。(笑)潜在的にどこかで記憶が刺激されるものを強く押し出すことで、覚えてもらえるという効果は狙いたかった。これは前職のKDDIの宣伝部で培った経験を生かした考え方かもしれません。まずは覚えてもらうきっかけをつくる。そして弊社の取り組みに興味を持ってもらう。あとは質にこだわった仕事を続けていれば少しずつファンが増えていく。そんな流れを一つずつ体現できた1年だと思います。

強まる地域貢献への想い。

太田:
視覚的なクリエイティブの整備から始まり、企業としての取り組みも広がって来ていますよね。日本航空宇宙工業会(SJAC)と東京ビックサイトが主催するイベント「国際航空宇宙展」にも、数十年ぶりに参加していますよね。そこにはどんな意図があったのですか?

亀田:
中小企業の存在意義は地域貢献だなという想いからです。こちらに来てから、栃木県の主要事業の中に「航空」が入っていることを知ったんです。だとすれば、栃木県代表の一企業としてここに名を連ねるということは、栃木県への貢献として非常に意味があると思ったからです。外に対して地元の強みをきちんと伝えていきたいという想いは年々強まっていますね。これは、歳をある程度重ねないとわからないことかも知れないですね。

太田:
わかります。私は宮城県出身ですが、年々地元の大切さが身にしみてきています。東北のために何かしたい。そんな気持ちが強まっていますね。僕も将来的には地元へ住みたいと思っています。

亀田:
そう、太田さんみたいに考える人も増えてきたせいか、地元にも移住組やUターン組が意外に多いことが最近わかってきたんです。その多くの人たちは東京で培った感覚を特別と思っていなく「あたりまえ」と思っている上で地元へ帰ってきている。都心的な感覚を持って地元で何かを始める人は自然体だけど熱量を感じる、という印象がありますね。

太田:
僕らの世代の前、親の世代だと「そもそも東京へ行かない」もしくは「東京なんて住むところじゃない」と戻ってくる人が多かったですが、そのどちらでもなく、東京は好きだけど地方へ住むことを「自分の生き方として選ぶ」人が増えている感じはしますね。守りで地元に住んでいる。ではなく、攻めで地元に住む。という感覚。仙台でもそんな人たちが増えてきている気はします。そういう感覚を持っている人は行動も違ってきたりするのでしょうか。

亀田:
確かに、そういった方たちは攻めの姿勢を感じます。地元はある意味恵まれ過ぎているのかもしれません。いろんな人に目をつけられてまで頑張り「過ぎる」必要がなくても一生食っていける。みたいな感覚でしょうか。でも、どこにいても一生安定という時代ではない。自分から行動する必要は誰にでもあるのだと思います。東京で長くやってきた人たちはそういう危機感を肌で感じ、根っこに持っているのかもしれません。

太田:
弊社で空間デザインを担当させていただいた、御社の家具部門「亀田屋」実店舗のリノベーションについても攻めの姿勢からの判断でしたか?

亀田:
はい。せっかくこんなに広い面積があるのに仕切りが多かった。なぜ仕切っているのかを突き詰めていくと、局所局所の暖房効率を上げたかった、お客様の目に触れたくないものをパーテーションで隠していたからなど、こちら側の事情ばかりが原因だったことに気づいたのです。発想を変えて、お客様目線での店舗にしたかった。何をやっているお店かを外からもわかるようにしつつ、人が集まるイベントも実施することで地域に貢献できればという思いもありました。地域には気軽に集まれるようなイベントがまだまだ少ない。その機会をつくることは実店舗にしかできないと思っています。

太田:
やはり地域貢献の視点ですね。確かに「食べる」「飲む」はリアルな場がないと成立しませんよね。先日店舗内で行った、ボジョレーを樽から飲むイベントも大盛況でしたね。

亀田:
そうなんです。人が集まって食べたり飲んだりする場は大昔から変わらず必要なもの。日本酒が好きな太田さんならわかってもらえると思いますが、AIやビッグデータの活用によって相性の分析などもコンピューター任せになってきていますが、結局のところ実際にあってみないとその人柄まではわからない。一緒に食べたり飲んだりすれば、一緒にその人と働きたいかどうかの判断は一瞬でできますからね。一緒に食事をする接点をつくる意義は地域活性の視点からも非常に重要だと思っています。今後もイベントは増やしていきたいですね。

太田:
なるほど。「同じ釜の飯を食う」の効果は絶大ですね。

アレもコレもやるほうが自然体。

太田:
亀田産業って、航空機の部品もつくり、家具も売り、ワインも売り、イベントも開催する。一般的にはいろんなことをなぜやるのかって思われませんか?

亀田:
思われますね。「なぜ、家具屋さんなのにワインを売っているのですか?」って良く聞かれます。でもその度に、ワインを飲むためにはテーブルと椅子が必要ですよね。ということは、良いワインは自然と良いテーブルと椅子で味わいたいと思うのではないかと伝えると「確かに」と、すぐに理解してもらえます。でもそれ単体同士がつながっていることに気づかない人が多い。それに気づけるというのも企業のひとつの価値だと思うので、自らどんどんつなぐ動きをして当社に相談が増えるような流れをつくっていきたいと思っています。

太田:
私の考えもまさにそうです。Webやグラフィックだけでなく、映像や音楽、ゲーム開発から商品開発、脚本や空間デザインまで。「Steve* inc.って何をつくる会社なの?」とよく聞かれますが、私にとってはすべて「クリエイティブ」という視点で無視できない繋がりの一つでしかないんです。Webサイトをつくるためにはコンテンツが必要。コンテンツに商品が絡むのであればパッケージデザインが必要。パッケージを考えるからには商品開発にも絡みたい。それをお披露目する空間も大切。と、全部つながっていきますよね。

亀田:
つまりどこまで意識するかの違いなだけ。別なジャンルだから考えないというのは本質ではないですね。前職でもマーケティングはマーケティングの部署、商品開発は商品開発の部署、宣伝は宣伝部署という分断がモヤモヤした違和感を生み出していた気がします。でも、だからこそ今のスピーディな判断と行動のストレスの無さを実感できているとも言えます。

太田:
やることは増えるかもしれませんが気持ちとしては自然体。頭の中はシンプルでクリアになりますよね。

亀田:
もともと「すぐやる」という性格もあったせいかもしれません。前職では資料作成から始まり他部門調整や根回し、決裁、承認などというフローが多過ぎて、何をするにも時間がかかっていたのですが、今はものすごくスピーディ。自分のアイデアや判断のスピード次第で短期間に多くのことが進められるという実感があります。

太田:
面白いですね。東京にいるほうが仕事のスピード感が早いという話はよく聞きますが、今の話は逆で、東京にいるほうが、多くの人を経由するため、実際は「遅い」と。

亀田:
もちろん大きな投資を伴う案件はじっくり考えた方が良いのでケースバイケースですが、そういう側面はあると思います。今振り返ってみると東京の頃は忙しいは忙しかったのですが、無駄な動きが多かったと思います。そのときは言われたことをこなすこと、全体の流れを止めないために必死でやっていたことも、冷静に見ると、あれ必要だったかな?みたいな。大企業にいると自分で決められないことも多いですよね。それは会社のせいでもあるし自分のせいでもあるわけですが。その経験もあるので今「自分で決められる」というメリットは大きい。大企業でそういったブレーキに不満を感じている人ほど地方で働くことはメリットが大きいかもしれませんね。

次代のテーマは、自立と信頼。

太田:
そして、51年目のスタートを迎えて満を持しての社長就任ですね。今後の活動に向けて、テーマみたいなものはありますか?

亀田:
テーマは、一言でいえば「自立」ですね。誰かのせいにするのではなく、自分には何ができるかを一人ひとりが考えられる会社にしていくことが目標です。何か問題があったときにクライアントのせいにしたり、社内でうまくいかないことがあったら誰かのせいにする。そういったことでは本質的な解決は生まれない。自分がどう動けばその問題はおきなかったのか。そういった行動が増えてくることが社内外から実力を認めてもらうことに繋がる。結果として、企業としての価値も高まり未来が開けると考えています。

太田:
なるほど。「自立」はいわゆるフリーになれ。ということではなく「自分には何ができただろうか」とお互いに思い合う姿勢ということですね。

亀田:
その通りです。自分の仕事領域以外のことをすると、逆に目をつけられて自分の評価や存在価値が下がると感じている人も多いのではないでしょうか。でも、そんな時代じゃない。一人ひとりが自分の領域を超えて新たな領域に食い込み、それを経験することで改めて自分の能力に気づく。人のせいにしない。自分でできることを認識する。できない領域は信頼できる仲間に頼る。この辺のバランスを身に付けてほしいと思っています。

太田:
そんな自立を目指している亀田さんが、弊社に頼ってくれたのはどんな意味があるのでしょうか。

亀田:
もちろん自分自身でできる領域は広げて行こうというスタンスですが、自分でやるより信頼できる仲間を頼った方が明らかにパフォーマンスが上がる領域があります。例えば「デザイン」です。いわゆる視覚に訴えること。自分で描いた絵と、Steve* inc.さんがつくってくれたデザインでは、コミュニケーションの伝達スピードがまったく異なります。自立を目指すことで新しい共存の形がある。その体現が太田さんとの関係だと思っています。もはや弊社のデザイン部門という意識で年間契約をさせていただいていますが、いつもその対応の柔軟さに驚かされます。

太田:
ありがとうございます。私たちとしても、これを作って「いくら」。という仕事は減らしていきたいと思っています。今後はブランドのパートナー、企業のパートナーとして、一緒に1年後、5年後、10年後を見据えて、どんな商品をつくれば良いか、どんなコピーを書けば良いかという視点で考えられるのですごく意味があると思います。特に地方という意味ではまだまだその必要性を感じてくれている企業は少ないと思いますが、亀田産業さんはかなり早い段階から長期的なクリエイティブパートナーを必要と思ってくれていたので、すごく嬉しいです。

亀田:
いえいえ。もはやデザインは企業の経営戦略の一部。わたしも「デザイン経営」というキーワードを打ち出していきますので、そこを腹を割って話せるパートナーがいるというメリットの認識がもっと増えると良いですね。自立の先の信頼があれば、対外的に今まで受けられなかった仕事も受けられるようになるし、御社との連携でいえばデザインが絡む仕事の相談があっても、自信を持って大丈夫ですと言える心強さはありますね。

太田:
今後もどんどんその繋がりを広げていく感じですよね。

亀田:
そうですね。私はそれを「ハニカムネットワーク」と呼んでいます。弊社の航空機部品で六角形のハニカム構造の部品をつくっていますがその構造のように、50年後を見据えながら時代を超えて強固な連携を広げていきたいです。

太田:
ハニカムネットワーク!楽しみですね!

亀田:
マンガみたいですが、信頼できる仲間を1人ずつ集めて、レベルアップして、世の中に感動をもたらす、というのをリアルでやっていたいですね。50周年プロジェクトは振り返りと今後の飛躍のために一旦ここで区切りをつけますが、これからも新たなプロジェクトをどんどん生み出していきますので、引き続き宜しくお願いします!

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常識にとらわれない家具づくりの石巻工房と、
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新しい時代のモノづくりを語る。

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新規採用応募受付中

歴史と伝統を重んじながらも、
新しい分野への一歩を踏み出していくために、
一緒に歩んでいただけるスタッフを募集中。

亀田産業では一緒に働く仲間を募集しております。

当社は1968年設立の企業です。
50年の歴史があるからといって古い従業員ばかりではなく、
ベテランと若手がバランスよく融合している会社です。

社風は基本的に大らかで自由な雰囲気。
しかし品質や特殊技術など製品の根幹に関わる部分には
徹底的にこだわる、プロ意識の高い集団です。

当社には大きく「航空部」と「家具部」の2部門があります。
「航空部」は航空部品の製造、「家具部」は家具や雑貨、
ワイン販売が主な業務となります。

全く業務内容の異なる両部ですが、共通して言えることは
「人」が重要であり、会社として人は財(たから)だと
考えているということです。

そのため当社では、1人1人の個性を考え大事にしており、
定期的な1対1の経営者面談をはじめ、あらゆる階層での
ミーティングを実施し、従業員1人1人の最近の取組や
考え、悩みを共有する対話の時間を大切にしております。

特に製造業というとラインに入って黙々と作業をこなす
イメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
亀田産業ではもちろん仕事を一生懸命頑張る方しか採用は
致しませんが、言われたことだけを淡々とこなすのではなく、
周囲と意見交換しながら従業員1人1人が成長し、結果会社
も成長することを目指しています。

明るく働きたいあなたが輝ける場所を創っています。
決してあなたを1人にはしません。
一緒に明るい未来を創っていきましょう!

専務取締役
亀田寛

一般職(エンジニアリング事業部)

応募資格:
資格は特に問いません。

雇用形態:
正社員(新卒・中途)
パート

勤務地:
栃木県宇都宮市 本社勤務

勤務時間:
08:00~17:00
(休憩時間10:00~10:10、12:00~12:45、15:00~15:15)

給与:
当社規定により、経験・能力を考慮し、面談の上決定

待遇:
交通費支給、各種社会保険完備

休日・休暇:
土日祝(年数回の土曜出勤あり)・慶弔休暇・年次有給休暇・夏期休暇・年末年始休暇

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一般職(ライフスタイル事業部)

応募資格:
資格は特に問いません。販売経験者が望ましい

雇用形態:
正社員(新卒・中途)
パート

勤務地:
栃木県宇都宮市 本社勤務

勤務時間:
09:00~18:00
(休憩時間12:00~13:00)

給与:
当社規定により、経験・能力を考慮し、面談の上決定

待遇:
交通費支給、各種社会保険完備

休日・休暇:
水木(年数回の木曜出勤あり)・慶弔休暇・年次有給休暇・夏期休暇・年末年始休暇

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